商業施設 | 不動産を活用したい

最初はとんとん拍子に運んだが、やがて次々と問題が露呈。何度も東京へ通って賃料の見直し、そして契約

きっかけ

ショッピングセンターのテナント仲介を機に大手デベロッパーD社とのつながりが深まりました。同社からはさらに市内に所有する大型空き店舗の仲介依頼をいただいたのですが、ある日の営業ミーティングで「大手シューズショップA社が探している店舗用地の条件に近いのではないか」という発言がありました。そこでA社へのアプローチを始めました。

当社からの提案

貸主と借主とは元々、他エリアの賃貸借などにおいてかねてから取引のあった関係だったのですが、今回の物件についてはたまたまマッチングが行われていなかったようです。当社はA社側の条件にあがっていた某大手アパレルショップに至近距離であることを挙げて、メールで物件情報を送付し、当社が仲介に入る形で案件の提案を行いました。

課題と障害

商業施設A社側は提案した物件情報にかなり乗り気であり、貸主であるD社との関係も判明したことから、比較的早い時点で契約締結を前提とした協議を進めることが出来ました。ただ、両社ともに本社が東京にあるなどの点で仲介打合せのための出張が重なることでその経費もけっこうな負担となりました。物件自体にも、敷地内看板の設置があったり、ロードサイド物件であることから新設にあたって視認性上の問題などがありました。そのため位置や費用負担などの点で協議が必要となりました。

実現までのプロセス

当初契約条件としていったん合意を見た後に、看板設置や内装関係の費用負担、また大型店舗であったために実賃貸面積など細かい要調整箇所について話し合いが持たれ、これらの結果を反映した賃料条件の見直しを行った後に契約となりました。オープン初日は担当者と当社取締役とでご挨拶に伺い、売り場で「靴べら」などを購入させていただきました。

アウトレット店を除けば、栃木県北地域では初出店となった案件です。オープン当初は出足がやや鈍かったのですが、店舗の知名度やチラシの効果もあって客足も順調に伸びつつあり、ひと安心しているところです。仲介に際しては遠路何度も足を運んでいただき、その甲斐あって当初条件に合う物件をうまく成約できたと思っています。

pagetop